第5回JPCオンラインコンファレンスを終えて 202年11月18日

コロナ危機の中でも、世界の投資市場では、ESG,SDGs投資の拡大が続いている。 このような状況下、今回のオンラインコンファレンスでは、「運用の新方策(ニューノーマル)を探る」の第3弾として、「企業年金のESG投資考察とクリーン・エネルギー・ファンドのご紹介」というテーマで開催した。 年金のような長期投資家にとって、長期目線での資産運用は必須であり、「社会的課題に立ち向かうESG・SDGs投資の隆盛はまだまだ止まらない。」との説明にも頷けた。 又、ESG投資で最も理解しやすい「E(環境)」にフォーカスした戦略として、CARVAL社の「クリーン・エネルギー(太陽光)・ファンド」を紹介した。本戦略は、太陽光発電会社等のキャッシュ・フローに着目したクレジット投資がメインとの説明であり、米国電力需要は今後も拡大が予想されるなかで、脱炭素への社会的要請は、クリーン・エネルギー(太陽光)発電を益々盛んにし、その資金需要は今後も旺盛との事であった。又、同社は、比較的小規模で利回りの高い発電所案件にも注力し、それを、要求利回りの低い大型インフラファンドに売却する等の入替えで収益底上げの努力している事例紹介もあり、米国投資会社のバイタリティも感じられた。 CARVAL社は、NYに拠点のある「Soleil Global Advisors社」から紹介を受けたが、海外投資案件、特に小粒でもピリッとした戦略や、日本では余り有名ではないが自国では運用力が高く、信頼できると評価されている運用会社の発掘には、言語と地理的壁を超えたネットワークが必要であり、同社のようなマーケティング会社の役割も重要であると改めて認識された。 日本では、「企業への貸出」に年金が投資する手段が余り存在しない中、脱炭素という社会課題解決にも寄与でき、資金需要も継続すると予測される米国での「太陽光発電へのクレジット投資」を年金資産の投資対象とする事は可能か? 是非議論して頂ければと思ます。

第5回JPCオンラインコンファレンスを終えて 202年11月18日